S A K A M O G I S O N G
サカモギ・ソング
テイチク TECN-2013 2,000円(税込)
大友克洋によるジャケットも話題となった幻のファーストEPと、その続編とも言えるセカンドEPの全8曲に、ステージで人気の高かった「凍結少年」など未発表4曲を加えたキッチン・レコード時代最初期の集大成。大友カヴァーを新ヴァージョンで再現。
未発表写真満載の24ページ・ブックレット付。
●収録曲目
- SAKAMOGI SONG
- アルルカン急行
- 穴ぐらの夜、週明けの朝
- 凍結少年*
- CHICKEN IN THE KITCHEN*
- INSTANT ENEMY*
- ZAYLA*
- ガリヴァーの海
- 消息不明の子供達
- MISTRAL
- SECRET NIGHT
- BASILISK
*Contains 4 additional tracks not on original EPs
RECORDED 1982 May~June
(#4.#5= RECORDED/1981 #6.#7= RECORDED/1982 March)
MEMBERS
伊藤ヨタロウ…Vocals, Keyboards
光永"GUN"巌…Guitars, Backing Vocals
バカボン鈴木…Bass, Backing Vocals
岩瀬"チャバネ"雅彦…Drums
Additional
小滝満(from EX)…Keyboards on #2, #8~#12
ライオン・メリー(from VIRGIN VS)…Keyboards on #1, #3, #6
栗原努…Guitars on #6, #7
PRODUCED&ENGINEERED BY METROFARCE
ヨタロウ氏のサカモギ・コメント
今は「AKIRA」や「童夢」の世界に冠たる"OTOMO"だけど、その頃「ショートピース」とか「ハイウェイ・スター」とかに収められている、とても日常的な日本の風景の中の異常とか、ちょいと乾いた人間噺、いうなりゃハードボイルドって感じかな。そういう短編を多く描いてて、タイトルなんかも"'Round about
Midnight"とか、"聖者が街にやってくる"とか、ミルトン・ナッシメント(ブラジルの歌手)の曲の"Nothing will be as it
was"なんて「ムムッ、これは音楽をよく聴いている人だな」と。勿論、絵もすごく個性的でうまくて「オーきてるぜ」って感じで大ファンだったんだ。神保町の「BON」て店でバイトしてる頃、大友さんの担当の編集の人と知り合いになってMETROのテープを渡してダメモトで聴いてもらって、もし気に入ってもらえたら、ジャケットを描いてもらえないかと図々しくも頼んでみたら、気に入っていただいて描いてもらった。もう舞い上がって喜んだよ。