METROFARCE History 其の二 1983-1984年

1983年

◆1月、小滝満(現ヤプーズ、etc.)が「シネマ」「EX」の活動後、METROに正式加入している。

 

◆5月、パルコ企画「モダーンコレクションvol.3」に「東京ブラボー」、「アニー久保田とクリスタルバカンス」と出演した。
「モンゴリアン」でのオープニングの時、与太郎は地上5mのクレーンに乗って登場。この日のライブはビデオとして残っている。

 

◆4月に初めての関西ツアー(静岡→豊川→名古屋→神戸→京都)を行う。『静岡ではね、客が数人しかいなくてさ、店の人があんまりだと思って外にいって友達を呼んでくれたりしてね。もう、ほとんど公開リハーサル』この日の動員は何と7人。この最低記録に全員がっくり。楽しいながらも辛き初ツアーとなった。

◆『9月、「バリザンボー」を出した頃にLOFTでオートモッドと20Daysをやったんだよね。あっちもLPを出した頃で交代でトリをとってね。その頃、布袋とかと出会って、彼にもゲストで出てもらったりした。その縁か私は、布袋-山下久美子の結婚式に出て、植木等のナマ唄を聞きました。(笑)』

 

◆11/25 1st.LP「Barizanbeaux」リリース。『この頃、丁度アソシエイツとかXTCの「ママー」とかと一緒でね、割と気分が似てるんで嬉しかった気がしたな。』

 

◆Kitchenレコードからリリースされた4枚のEPの全ての購入者にカセット「Kitchen Collection」が無料でプレゼントされた。METROは'81年のデモテープより、「苦い舌」「Chicken in the Kitchen」(未発表曲)の2曲で参加している。

 

◆(11/15)『この日の四日市のLIVEっていうのはね、美容院でさ、そこのおぼっちゃまクンだかが東京から見たいバンドを呼んで演奏させるんだ。だから客とかいなくて、そこの人だけが見るの。で、終わって、じゃあ記念にってことで私は羊モヒカンのような刈りあげにしてもらいました。』

1984年

◆ 初のメジャー盤「Pipi Zazou」リリース。「初の24チャンネルレコーディングだったし、僕らもわからないことが多いペーペーだったから、何もかも初ものづくしでね。向こうのミキサーもニューミュージックとかやってる感覚でやってるし、スタジオで聞くと「いいじゃない」と思ったものが実際聞いてみると全然違っていたりしてね。まあ、反省もしたけれど、あの時点でメトロファルスであることは確かね。」

 

◆ 4/30のライブでは「梟達の夜」を歌った時、不気味なフクロウの仮面をつけていたが、この仮面は、画家及び美術家として有名な合田佐和子さんに貸してもらったもので、本物の鳥の羽だけで作られていた。

 

◆ 8/4爆風スランプと対バンした後楽園ホールを最後にKey.小滝満が脱退する。
尚、この日のライブには、浜田康史(元VOICE、ヴァリエテ)が参加、ツインドラムで演奏した。というのも7月にDr.チャバネが足首を骨折した時の頼もしい助っ人としてツアー等でDr.を叩いていたからだ。

◆ 7/20~21に行われた「Pipi Zazou」発売記念ライブで初めてバカボンが頭をつるつるに剃って登場した。

 

◆ 8月、結成当時からサポートキーボーディストとして参加していたライオン・メリー正式に加入。METROのメンバーとなる。

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