METROFARCE通信 バックナンバー VOL.7

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米の歌特集 1997.12.10(仮版)

 

初シングル米の歌発売おめでとう!

すでに早春発売のアルバム『俺さま祭り』レコーディング中のメトロファルスをスタジオに訪ね、作業の空いているメンバーをみつけては『米の歌』について伺うというお邪魔型インタビューをしてみました。
なお冒頭ではありますが、『米の歌』もいいけど、アルバム『俺さま祭り』もそうとうすごくいいことを報告しておきます。'97年10月28日。

(あ、ソファでくつろぐ玄さん発見)

玄さん、さっそくですが『米の歌』の聴きどころは?

玄)おっ、『米の歌』ね。民謡のご兄弟がコーラスに参加されているのが、すごくキャラが立っていて、印象深いコーラスが入っていますよ。新潟の人で、ご両親が民謡のプロのかた。もう、サラブレッド。その民謡調のコーラスがお勧めですね。(笑)米どころですから。

ほかには?

玄)

メトロファルス初の生弦が入っているっていう。チェロの人とバイオリンの人で上手な人が入ってます。横川さんのやってるようなバイオリンのソロではなくて。

弦楽?

玄)そうね、弦楽っぽい、そういうところを狙って、そういう雰囲気になるように、そういうアレンジをボクは施しましたけれど。あとは、ドラム、ベース、スティールギターなどはほとんどライヴのままです。

カップリングは?

玄)あ、「夜のポストリュード」。これはボクの曲です。これはもうほとんどライヴのまんま。『米の歌』はカラオケも入ってます、ヨタロウが歌ってないやつね。

(遅れてやってきたメリイさんにいきなり直撃)

米の歌の聴きかせどころは?

メリイ)聴いて欲しいところは、・・ピアノですよねえ。(メリイさんだもん)。

『米の歌』のねぼくのピアノはシングルバージョンとアルバムバージョンは違うテイクを使うつもりなんですよ。

どんなふうに違う?

メリイ)

シングルの方はねえ、シングルっぽい弾き方してるの。

うわははは、なるほどねえ。ありがとうございました。

メリイ)これはでもねえ、よほど耳の肥えた音楽のわかるひとじゃないと違いがわかんないと思う。聞き比べるのも楽しいかも。

(横川さんとヨタロウさんがやっと自由の身に、玄さんは歌入れ中)

『米の歌』の聴かせどころは?(と同じ質問をしてしまう)

ヨタロウ)

初の民謡コーラス導入有り!、初のストリングス!有り。初物づくしですね。チェロに、バイオリン、ン千万はするという。あっ、これは関係ないか!
チカさん四家さんていうコンビで、民謡隊が「天の羽衣コーラス」と勝手におれがつけて、木津茂理さんと、謎の民謡子さん。

すごい声ですね(コーラス)

横川)

小さい頃から民謡の訓練を受けているふたりなので、ふたりでコブシまわしを揃えたりしてるの、すごいね。

曲が琉球音階に近いものだから、音階的には琉球的なものになるんですけれども、ふたりは新潟方面の民謡だけということじゃなく民謡全般できるしね。日本民謡ならなんでも。

このイメージというか「米の歌」のゆたかーな感じはどのへんから出てくるんでしょう。

横川)もともとライヴでやっているのが基本で、ペダルスティールであるとか、わりとゆったりとしたテンポのリズムとか、そういうものがベーシックにあるから、曲そのものが、ライヴでやってた頃からそういう感じ、シングルになる可能性はあると。で、逆にシングルにするにあたってもっと良くするには、もっと単純に耳をひくものにするにはどうしたらいいかっていうので、玄ちゃんの、「弦のアレンジをやりたい」っていうのと、もともとほんとはそういう曲だったんで、ちゃんとしたコーラス入れるというのと、それがジャストフィットしたんでよかったなと思ってるけど。

ヨタロウさんの歌声が、言葉がとってもはっきりしていて情景が目に浮かぶようですが。
いままでと違って、一般のユーザーが多そうな。

ヨタロウ)

いままでだと、オレの声を聴いたとたん10人中3人は帰ったりする。

横川)

(笑)、うはは、それを少しでもとどめようって。(笑)。
『米の歌』をヨッちゃんが作って、それをメトロの看板として推し進めるっていうところで、一般ユーザーを意識しているわけで、それにさらに録音していい歌にしようというところ。すごい、ヨッちゃんとしては新境地開拓ってことがあったと思うし、そのへんに向けてがーっと進んでいくのはすっごいおもしろかった。

ほんとにラジオなどでもメトロを知らない人に聴かせてあげたいものですね。

ヨタロウ)よろしく頼むよ!

どうもありがとうございました!

 

今日はBOSSIさんが風邪で残念ながらお休み。GUNちゃんはどこかへ行ってしまったと思ったら、一仕事終えて屋上で夕焼けの空を眺めていました。あんまり気持ちよさそうなので声をかけるのはやめにして・・・。
『米の歌』ははるか遠くのなつかしい空の感じ。

後日、サッカーで日本中が沸き返った次の日、BOSSIさんからメッセージが届いた。

『やったね。よかったね。いけるね。夢みたいだよ。遠い昔、ワールドカップ・メキシコ大会のペレに憧れてサッカーを始めたボクにとって、こんな日が来るなんて思いもしなかった。代表はえらいよね。でも、ボクもえらいよね。
『米の歌』でとてもいい演奏をしました。
自分のことえらいなんておかしいけど・・・・・・ああ、フランスに行きたい。』

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