5月1日満を持してのリリース!メトロファルスの新譜『俺さま祭り』

Photo:小野里昌哉(Vol.8号他項も)
Photo:小野里昌哉(Vol.8号他項も)
ヨタロウ

MF出版
最新刊ベストセラー
「抱きしめて 俺さま!」
「俺さま決戦前夜」
「〈俺祭〉という孤独の発明」

 

横川

プレイはシンプルに、広い視野をもって。

 

GUN

やっともうじき成人式!酒も煙草もO.Kよ!

 

BOSSI

ワッショイ ワッショイ!

 

メリー

今朝、新しい快楽を発見した。

ベットからズルズルと下に落ちる快感。

そのまま現実を顧みず、寝続ける快感。癖になりそう。

 

やりマすか! やりマしょう!それジャはじメるかんね!
すみまセーん俺様が通りマすどいてくだサい。

『俺さま祭り』におつりはくるか?

伊藤ヨタロウ

ずっと長いことメトロファルスをやってる。
もう体の半分以上、メトロ菌に冒されている。
いや、俺がメトロ・ウイルスかもしれない。
あまり繁殖力はないが、熱さ・寒さにもジィーッと耐えて生き延びる生命力だけはある。
誰も云わないから云うが、奇蹟に近い。
もうかったためしがない。
「てやんでぃ」とうそぶきながら、爪に火を灯して
いつだったか聴いたことのあるような
誰も聴いたことのない音楽を演奏する。
誰も知らないから云うが、奇蹟は遠い。

おととし作った『LIMBO島』は、大正時代に隅田川に浮かぶ
架空の島を舞台にした拙著『凛坊島』という小説をベースに、
あやしまやかしの世界にッチョーリョーバッコした。
誰も云わないから云うが、なんてロケンロールなんだ!

今度こしらえたのは、また一段と自分勝手かもしれない。
なんせ『俺さま祭り』なのだから。
時は1998年。21世紀まであと2年。「さよならニジッセーキ!」
中年にさしかかろうとする、いや中年まっしぐらの男達と酒と女と東京と
さすらいと希望と悔恨と観音と少年と少女とのめくるめくカルナヴァル・・・
なのですが、そんなこたァどーでもいいッス。
あんたの物語の中にこっそり忍び込めたら愉快愉快。

オラ達ゃオラ達の祭りをやる。
あんたも遊びにきんしゃい。

『俺の考える「俺さま像」』というお題でイラストも描いてもらいました!

はメトロファルス『米の歌』」っていうのを聴きましたか? 「みんなのうた」オンエアの感動も覚めやらぬうちに今度は『俺さま祭り』のリリースです。老若男女に好まれるメトロからギリギリなメトロまでぎっしり詰まって5月1日お目見え。早く聴きたいなあ。『米の歌』インタヴューに続いて、新譜『俺さま祭り』のあれこれをレコーディングの合間や電話でインタヴューしてみました。さあ、わくわくしてください。

-さっそくですが、『風狂伝』で横川さんの色がガッと出て、『Limbo島』でこれがこなれて極めたみたいに感じますが、『米の歌』で次なるメトロの種みたいなものが仕込まれてるんでしょうか。『俺さま祭り』では・・・。

ヨ:(横川さんを見て)前2作に比べると、・・ちょっと退いてるよね。
横:逆にプレイヤーとしてはすごい楽しんでる。プレイヤーとしてはウルトラ級ですね。

-楽しいですか?

横:うーん。ま、楽しくはありますよ。演奏者としてやってるところが多くて、今までみたいにアルバムの全面的なプロデュースはやってないですね。みんな曲書いてるし。

-横川さんのプレイヤーとしての・・・

横:マンドリンとバイオリンが多いんですけど、両方ともすごいやりがいがあった。あと、アレンジするのもおもしろかったな。BOSSIの曲をアレンジしました。

-『消え行く男たち』?

横:BOSSIはあれ1曲だけなんだけど。

横川タダヒコ:画
横川タダヒコ:画
-あと、メリイさんが1曲。

ヨ:玄ちゃんが3曲。

-アルバム全体にどんな感じですか?

横:リズムいいです! BOSSIとGUNちゃん大活躍。新境地ですね。 
ドラム、ベースすばらしいですよ。

-それは楽しみな。

横:すでに、ちょっとやったなあと思ってる。それぞれのポジションでそれぞれベストなプレイを、って・・サッカーの比喩だ。(笑)だからおもしろいよ。聴きどころはたくさんあると思いますよ。ライヴでやってる曲は全部入ってるね。

-丸2年空いて、3年ぶりになりますか?

横:アルバム的には間が空いたけど、この2年間ツアーとか7DAYSライヴ一週間とかあったから、バンドとしてはキャリアどんどん積んで、厚みがついちゃって。 
ヨ:バンドとしての体力もついたね。 
横:別に、曲をどうしようって考えたりしないで、わーっと並べてああじゃこうじゃ、それだけでもう、ね。 
ヨ:期待しててください。

-ありがとうございました。

3コードだった(メリィ)

ライオン・メリー:画
ライオン・メリー:画
-今度のアルバムですが、メリイさんの曲は?

メ: 『ほーせんか ぱん!』が1曲。

-それは全部?

メ:いや、みんなでワイノワイノと。民主主義で。(笑)

-いつ頃できた曲ですか?

メ:うん。みんなで新曲つくろうぜって言ってたときにできた曲。

-『Limbo島』のときも『風狂伝』のときも「メリイさんの感じ」があまりなかったように思うんですけど、今回はどうですか。

メ:今回は曲書こうかって。この曲の特長としてはね、コードが3つしか出てこないの。それはね、ぼくは自慢できますね。コードをたくさん使えばね、誰だって曲っぽくなるんですけど、コード3つでね、「どうだ!コード3つだってできるんだぜ」ってね。『ジャンバラヤ』なんか2コードだぜって。

-限られたコードで、

メ:いや、限られたワケじゃなくて(笑)、できあがってみたら3コードで、おおっしぶいぜ、みたいな。(・・・と言いながら確認している模様)。
メ:(独り言のように、ノートを見ながら)あ、これはキー的にはDになるんだ!

- ? も一回ワカルように説明してください。

メ:キーはDです。ところが使っているコードはGとAとB。で、途中で転調するんですね。

-はい。

メ:サビ、大サビで転調するんですけど、それでもなおコードはAとBとGしか出てこない。(笑)

たまらん祭り(玄一)

-今回3曲、作曲とアレンジ? 『たまらん節』『夜のポストリュード』『吉祥天女』ですか。

玄:そう、その3曲は曲書いてアレンジしてプロデュースしています。収録が決まった時にそうさせてほしいと言って。イメージもしっかりあったしね。つまらなかったらオレの責任、よかったらオレの功績。はっきりしてていいね。この3曲が俺の中の『俺さま祭り』。

-今回のアルバムは横川さんが退いた分、玄さんの色が強くなっているのかなと。

玄:そんなに自分の色を、あ『たまらん節』はそうだけど(笑)、強く出した覚えもないんだけど、あえて言うならば「ヨタロウ色」でしょう。今回も(笑)。

-シングル『米の歌』のカップリング曲でしたね、『夜のポストリュード』。

玄:こういったフォークロックはシンプルさが大事ですからライヴアレンジのまま。聴き慣れてるしね。『米の歌』はシングルにはないスティールの多重録音が最初と最後で聴けるよ。

-『吉祥天女』は?

思い入れが強かったのでたくさんの音を詰め込んでしまいました。少々散らかってはいるものの80%は満足ですね。

-『たまらん節』はもうライヴでおなじみの曲ですが、アルバムではどんな感じになってますか?

玄:悩んだ末にライヴっぽさを残しつつ、こざっぱりとした構成にしてみました。『たまらん節』基本形。アコギをほとんどの曲で弾いているので、ここではカール・フィンチなココロでエレキを弾いてます。『つまらん節』と言われなきゃいいが(笑)。

-「でもね」はどうでした?

玄:パーフェクト!

-(笑)ありがとうございました。

おれはいるよ(GUN)

-光永さんすいません、いまいいですか?
GUN:あ、お酒飲んでるしなあ、今。えーと、おれはいるよ。
-「おれはいるよ」と。

GUN:あ、待って。これだけテープ起こしても~。あー。

(GUNさんは今回なぜか捉まらず、ひとことだけの登場となってしまいました。ごめんなさい。今度よろしくお願いします。)
 

初ボーカル?(BOSSI)

石坪BOSSI信也:画
石坪BOSSI信也:画

-『消え行く男達』は、BOSSIさん、初のボーカルですか?
BO:いや、7、8年ぶりくらいかな。『コンブ』って玄ちゃんと一緒のユニットで2、3曲歌ったことがある。

-なにいっ!? 『コンブ』?
BO:そ、でもアルバムに出るのは初めてかな。

-そうですかあ。玄さんと! (人に歴史アリだなあ)で、『消え行く男達』はどうでしたか?
BO:歌って? 楽しかったですよ。横川君が歌唱指導までしてくれて。(笑)あと、作曲はそうなんですけど、あとアレンジも大まかなところで僕なんですけど、あとはみんなにあずけて、横川君に細かいところアレンジしてもらって。7DAYSの頃にできた曲で、あとは委ねて、アレンジしていくっていう感じで。バンドだからね、自分の曲っていうより委ねてみんなでね。面白いですよ。あと、作詞、僕なんですよ。メトロファルスではヨタロウ以外の人が詞を書くのはめずらしいみたいで。

石坪BOSSI信也:画

-現、青空プレタポルテ、元タイツのリーダー一色進さんの詞以来2曲目ではないですか?
BO:つくって持ってったら、アルバムに入れようってことになって。

-そうですか。ますます楽しみですね。どうもありがとうございました。

インタヴュー追伸

-4月2日の大久保フット猿(「大久保フット猿」=光永、横川、BOSSIさんがメンバーのバンド名)、もよかったです。何かいつもより自然な感じで。

BO:あのね、いつも(メトロは)6人でそれぞれがちゃんと音を出すじゃないですか。で、3人だと隙間が空くっていうか、寂しいんですよ。

-6人サッカーみたいな。

BO:でもそれに負けちゃいけないんですよ。で、6人でも3人でもグルーヴは同じなんです。

-5月16日、メトロのツアーの間に京都のNega-Posiでやりますね。メトロと両方楽しみにしています。

大久保フット猿
大久保フット猿

●8年、姉が好きといいつづけていたメトロ。今日初めて本物のライヴを見て、姉の気持ちがよくわかりました。素晴らしい!っス。あと、メリーさん、すごい美人ですね。
(大阪市鶴見区・♀)

●(『米の歌』チラシ)「花とおじさん」手にしたときはのけぞりました。
今までは友達少なくて、メトロファルス好きを大きな声で言うわけでもなく、ひとり楽しむにはCDで十分でした。ところが最近増えた友達にメトロファルスに興味持った人がいて、どういうとこから聴いてもらえば良いか・・・と思案していたところの、この『米の歌/夜のポストリュード』。・・・・
(東京都狛江市・♀)

●メリーさんの踏み絵はふんだことはありませんが、私、メリーさんにふまれたことがあります(at池袋のバージンメガストア) 
(埼玉県浦和・♀)

●私はレコード店で働いているので、シングル『米の歌』バッチリ告知しておきました。初回もドーンと!! 5枚(・・・汗)いれました。昨日今日、会社を休んでいるので売れたかは定かではありませんが、私が責任を持って売ります!! 
(江東区・♀)

●ヨタロウ かっこいい。グループ魂 に出ているらしいので、観に行きたい。『Limbo島』のCDが一番好き。私の彼氏のお芝居で使ってました。(客入れ/ラストで)
(埼玉県草加市・♀)

●初めて来たのですが、とても楽しかったです。音楽も(私にとって)新鮮でよかったです。くせになったらこまっちゃうな。
(東京都練馬区・♀)

●メトロファルスの詞ってよく読むとちゃんと意味があるナーと思うけど聴いていると、小学生の男の子がうたっているワケわかんない替え歌みたいでもあって、なんかつい口ずさんでしまうところがある。(人に聴かれるとハズかしいかも) 
(埼玉県大宮市・♀)

●俺さま祭りって青竹踏みに最適だと思います。これはいける! 絶対。
(東京都杉並区・♀)

●久しぶりのメトロッ、やっぱりヨタロウさんすてきッ。でも最近私はボッシさんのドラミングのすごさによーやく気づきつつあり、今日もなんてかっこいいのだろうと聞き惚れておりました。というか、メトロの演奏に(いつも唄中心だった私なのに(汗))ほれなおし。ガンさんのベースいいっ、ヨコガワさんのソロいいっ、メリーさんのアコーディオンいいよお。そして玄さんの多才ぶり。ライヴはこうでなくっちゃ。 
(東京都江戸川区・♀)

●『俺さま祭り』が日本の三大祭りのひとつに数えられるくらいガンバってください(ちなみに他は血祭りと後の祭り)。
(東京都立川市・♂)

●もっと早く観に来るべきでした・・・・とても楽しかったです。やんちゃにして華麗。荘厳にしておちゃらけ。なんとアンビバレンツで魅力的なのでしょう! ナマで観られて感動です。
(東京都板橋区・♀)

●どんな汚い手を使っても売れて下さい。
(世田谷区34才♂)

●幸せでした。シングル2枚買って1枚彼氏にあげます。
(葛飾区23才♀)

続「米の歌」をパチンコ屋かなんかで聞く方法

ラーメン屋でびっくり!
ラブホでびっくり。

皆さんリクエストしてくれてありがとさん。前回、オンエアしてくれた番組は、NHK「みんなのうた」と、知る人ぞ知るU-SEN440のKYOYAさんの番組「WHO’S NEXT」(身内としか思えないぞKYOYAさんのツボを押さえまくったコメント!)。みなさんいろんな場所でびっくりなさったようです。ほほほ。「みんなのうた」はあいにく冬季オリンピック、大相撲などの影響でオンエア半分くらいだったけれどそこは皆様のNHK、番組の感想など書いて送ると、作詞・作曲・歌の皆さんへのインタビューやオンエアの延長をしてくれます。ハガキで感想を送ってみましょう。

KYOYAさん、「みんなのうた」、どうもありがとう。

感想、さらなるリクエストの宛先は

「みんなのうた」
〒150-8001
NHK「みんなのうた」 御中

U-SEN440「WHO’S NEXT」
〒107-8644 東京都港区北青山3-3-5
(株)大阪有線放送社 番組制作部 WHO'S NEXT  KYOYA 様
FAXでもOKよん。 03-3475-1884

さあ、今回もいろんなとこでびっくりしましょう!リクエストをよろしく。

<ラジオ>

ミュージック・ガンボ
局:FM802
番組名:ファンキー・スタジオ802~ミュージック・ガンボ
時間: 毎日 22:00~0:00(特に月曜/土曜)
担当: (月)山崎まさよし/(土)ちわきまゆみ
地域:多分、大阪府と周辺地域
FAX:06-809-9000
TEL:06-809-8060 [ファンキー・ボイスTEL](ミュージック・ガンボ専用)
ハガキ:〒530-8580(住所不要)
ネット: http://fm802.co.jp/ → 「REQUEST」

ALPHA STATION
局:FM京都 89.4
リクエストできる番組は、THE REQUEST SQUARE 16:00~19:00(平日)と、STARDUST PARADE 22:00~24:00(平日)です。インタネットhttp://www.fm-kyoto.co.jp/ からリクエストできます。

ほかに、『α-IMAGE ARTIST Program』((土)22:00~24:00)という番組があります。この番組は、『この人を見逃したら一生悔やむ・・・! そんなJ-POPアーティストを1人ピックアップして、イメージソングをパワフルにエアプレイ。その数なんと400回! 期待されるアーティストを α-Station がいち早くキャッチ、 On Air プログラムにImageArtistが2時間のレギュラー番組を担当、普通のパワープレイとはひと味違った趣向で、3カ月間を通しα-Stationが全面的にバックアップ、アーティスト自身を更にもりあげてしまおう・・・というシステムです。』(ALPHA STATION ホームページより抜粋)という、ほんまにメトロ向きな番組です。ここでの紹介もお願いしてみましょう。

廣末薫子のホームページ『蜻蛉庵』内に設置された『米の歌 リクエストBOX』には、インターネットからリクエストできるホームページのリンクがあります。どんどんリクエストしよう!

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